院長紹介

こんにちは。
読んでいただいてありがとうございます。

大門整体院 院長井上と申します。

プロフィール
井上 誠
7月13日生まれ。かに座。B型。
東京都港区出身
早稲田大学 第一文学部 考古学科卒業
妻と猫2匹の4人家族

見ておわかりのとおり、スキンヘッドです。

「見た目は怖いが、施術はソフト!」を合言葉に、毎日、施術させていただいております。

※ちなみに、前職は保育士です。子どもたちはスキンヘッドを怖がらないですね。
何人もの赤ちゃん連れのお母さまから「この子、男の人だとすぐ泣くのに、なんで井上先生だと、だっこされても泣かないのかしら」と言われました。
「赤ちゃんは本質のやさしさがわかるからですよ!」と答えていましたが、本当は「人間じゃなくて、でっかいクマかと思っている。」というのが正解かも(汗)

(ちなみに前前職は、法律事務所勤務です)

整体師になるまで
以下、ちょっと長いです。興味のある方だけお読みください・・・

大学の学費を稼ぐために、20代の時は警備員をしていました。そんなある日、警備中に、いきなり両膝に激痛が走り、その場に倒れこんでしまいました。

原因は、高校時代のラグビー、大学時代の中国武術。今考えると間違った体の使い方をしていたため、その負担が両膝をボロボロにしていました。地下2階の警備室のベッドで、激痛にのたうちまわりながら「もう歩けないかも・・・」と思ったあの日のことは忘れられません。

痛みで一睡もできないまま、結局32時間をベッドで過ごしました。ようやく少し動けるようになって、タクシーで医者に向かい、痛み止めを打ち、家に帰りやっと眠れました。

これがその後10年近く続く膝の痛みとの戦いでした。
・・というか「戦い」と思っていたのが、間違いだったと気づくまでの10年間だったかもしれません。

病院に通いましたが「この膝を治す有効な方法はない」と宣告されました。

仕方なく自分で様々な療法を受け、身体操作法を学びました。
その間に、いろいろな素晴らしい治療法、身体術に触れました。
その間に、無理に治そうとして、悪化させてしまったこともありました。

そして、ある時、ハッと気がつきました。

その時まで、私は「私の膝は悪い」と思っていました。
「この膝は間違っていて、『痛みのない膝』が正しいんだ。直るというのは、この膝が『昔の正しい膝』に戻るということだ!」

でも『今の、この膝』は間違ってるんだろうか?

この膝は歩くと異音を発するし、踏ん張りがきかなくて階段をころげ落ちてしまうこともある。
だけど、今、なんとか動いてる。たとえばトイレにも一人で行けるし、会社にだって行ける。

この膝は現時点で、ちゃんと働いてくれている・・・!
そのことにやっと気がついたのです。

まず、「今」を受け入れよう。
今の膝をまず受け入れよう。

そして、今まで「矯正」「直す」と考えていた膝へのアプローチを180度切り替えました。

今の体と向き合い、とにかく動いてくれている膝に感謝。
そして「正しい動き」をするのではなく「この膝にとって楽な動き」をしてみようと。
そう考えた瞬間、今まで習った身体術など、全てが有効に機能しはじめました。

そして気がつくと膝は、いつのまにか、すっかりよくなっていました。

そのころは、直感的に正しい方法をとっていただけでした。今から思うと、私が行っていたのは、こういうことだと思います。

・体にとって「社会的な正しい姿勢」ではなく本当に楽な姿勢」をとってあげること。

・そうすれば体の自然治癒力は最高に発揮される。

・体は「治す」のではなく「治る」もの

・「治るような体の状態」をつくってあげることが、本当の最速の治療

その後、本当に素晴らしい治療術「三軸修正法」「MB式整体」に出会い、整体師となりましたが(不思議なご縁でMB式整体スクールでは現在、講師も務めさせていただいています)

この時の、「体は『治す』のではなく『治る』。人に出来るのは『治るような体』をつくること」というのは私の整体法の基本軸となっています。

長文をお読みいただき、ありがとうございました。

今、私は、自分の体が大好きです。

ラグビーで鼓膜が破れていたり、いろいろ不都合はありますが、今の自分の体と向き合い、一緒に過ごしていくことは、
自分の体とダンスするようなものだと感じています。

願わくば、この文章を読んでいただいたあなたが
「自分の体を好きになり」
「あなたにとって気持ちのいい体の状態が探せるようになり」
「そのことによって体がよくなってゆきます」ように・・・!

趣味:
読書(哲学)・中国武術・障害児とのワークショップ・児童館勤務

中国武術は大学の時からやっています。松田隆智先生という最高の先生から教えをいただきました。今の私に、人間的にも技術的にも少しでもいいところがあるとしたら、それは松田先生との出会いがあったからです。
ご縁で「拳児」というマンガに名前もそのまま「井上」で出させていただいたこともあります。

※ 雑誌「秘伝」で、先生について対談もさせていただきました。

ただ、その記事の中で「いかつい風貌とは裏腹に、細やかな気配りで 常に場をなごませるムードメイカー役を担う井上氏」と紹介されたのは、なんというか・・・(苦笑)

ともかく中国武術の体の使い方が、私の整体を特別なものにしているのは間違いありません。
松田先生はお亡くなりになりましたが、その恩はいつまでも忘れられないものになっています。

少し話はズレますが、嫌いなものは、口(くち)だけ野郎。

ブログを8年書いていますが、ときどき内容が?なのは、いまどきのネットによくいる『口だけはうまい』そんな治療家にはなりたくないという、ささやかな抵抗です。
治療は地味な毎日の研究で、レベルアップしていくものだと思っているので・・

障害児とのワークショップは、20代の時、つきあっていた彼女から「井上さん、絶対出るといいよ!」と勧められて、ヴォルフガング・シュタンゲさんの「ダンス・ダイナミクス」に出たのがきっかけです。

ヴォルフさんの暖かい人柄。ヴォルフさんにはじめて会う障害のある子もヴォルフさんが声をかけると嬉しそうに応える・・・
技術じゃないですね。技術はもちろんあるんですが。ああいうおじいさんになりたいと思います。

児童館勤務
某区の児童官で、ボランティアではなく給与をいただく職員として、日曜日の主任を10年勤めさせていただきました。
(院長井上は保育士資格を持っております)

赤ちゃん、幼児さん、小学生、中学生、高校生、大学生、そして保護者さんと一緒に過ごした時間は、私の宝物の一つです。


人間というのは、全体を観ていかないと(空間的にだけでなく時間的にも)わからない、ということを、教えてくれた場所でした。

ちなみに写真は、子どもが書いてくれた似顔絵です。題名は「つるつるちゃん」だそうです・・・

その他にも、地上233メートルを手すりなしで歩く「スカイウォーク」・練習を一切せずに「理論だけで走り切った東京マラソン」・ヨットにのってみたり・空海のやった修行法にならい100万回マントラを唱えたり・24時間念仏にチャレンジしたり・・・(あ、見た目は怪しいですが、宗教は一切やっておりません)

うーん、今の趣味は「整体に活かすために、いろんなことにチャレンジし研究してみること」かも。

整体スクールの講師として、現在、MBボディアートスクールという治療スクールで

講師をやらせていただいています。

2015年には、ハワイセミナーにも講師として参加。

別名「井上塾」と呼ばれる、院長井上が主催の治療研究会も、8年ずっと定期的に開催しています。

ある意味、これが現在の一番の趣味かも(汗)

さいごに

長い文章を、こんなところまで読んでいただき、ありがとうございました。
もし整体院においでになった時には、「プロフィール最後まで読みましたよ!」とおっしゃってください。赤面した院長が見られます(笑)

今、私が整体院をなんとか経営できているのは、本当にたくさんの方々のおかげです。
治療に対する考え方を180度変えてくださった大師匠、素晴らしいMB整体を伝えてくださった師匠、そして家族、友人、子どもたち・・
少しでもご恩返しができるよう、整体技術はもちろん、人間的にも大きくなれるよう日々奮闘していきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ここまで読んでくださったあなたの心とカラダに、素敵な一日が訪れますように!

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